サークル 日記

C86おつかれさまでした

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◆御礼 
 
 当サークルに足を運んでいただいた皆さま、そして購入していただいた皆さま、本当にありがとうございます。皆さまひとりひとりに少しでも楽しんでいただけたならば幸いです。 
 また、twitter上での私の当blog/pixivを用いた連日にわたるしつこい告知をRetweet等でご協力くださった皆さまにも大変感謝しております。特に、今回イラスト寄稿させていただきましたニコマスとP本の編集部の皆さまには大変ご贔屓いただき、足を向けて寝ることができません。加えて、当日にはニコマスとP編集の朗読さんのご厚意により、ニコマスとPのスペースに私の新刊を置いていただくという事までしていただき、恐縮の至りです。 
 そして、今回のコミケも宿泊させてくれた&共に労をねぎらいあった渚くん、売り子を手伝ってくれたごとまんくん、制作中適度に僕の愚痴に付き合ってくれたためこ、さとしくん、その他色んな人たちのおかげで何とかなりました。ありがとう。ありがとう。 
 
◆所感 
 
 さて戦果ですが、おかげさまで今夏は過去のコミケでの売上記録をなんとか更新することはできました。が、正直言って久しぶりに大きな敗北感を味わうコミケでした…。理由としてはまあ一言で言うと自分への期待度が高すぎたってところなのですが…。 
 今夏は島端のいわゆるお誕生日席に配置されまして、発奮して何とか新刊をリリースしまして、上述の通り散々告知も打ってきていたので、これでさばけなかったら嘘だ!くらいの気持ちでいたのですが、やはりそこはコミケの創作(少年)エリアの恐ろしさといったところで、右を見ても左を見てもプロかあるいはプロ級の画力の作家さんばかりで、一瞬で現実を思い知らされ、辛酸を嘗めることとなりました。 
 私のスペースの両隣も商業のグラフィッカーさんだったので(特に左隣りのスペースは最近テレビCMをバンバン打ちまくっているソーシャルゲームのエース級のイラストレーターさんだったようで、実際驚異的な画力でした)、まあ開幕から飛ぶように売れていましたし、訪問に来られる知り合いさんの数やファンの方の数もすごかったですね。創作(少年)で出し始めてまだ間もなく、固定ファンや知人が殆どいない私にとっては惨めな思いを味わうには充分過ぎる配置でした…。 
 
 そんなこんなで、ささやかな自尊心がボロ雑巾のようになり、スペースの撤収作業を始める頃には半ば呆然自失といった具合だったのですが、それでも、私の作品に対して感想や好評をくださるお客さんが少数ですがいてくださって、そういったお言葉をいただくといくばくか報われた思いになれました。また、自主制作アニメの背景美術のお誘いを数件いただいたりしたので驚きました。残念ながら普段の仕事の慢性的な高負荷を考えるとお断りを入れさせていただくほかやむなしといったところで、せっかくの機会を活かせない自分に嫌気が差すのですが…。 
 
◆先の話 
 
 さてコミケが終了して、次はどうするんだといったところですが、正直なところ、最近自分がやっていることに全く自信が持てなくなってきたので、何をやるべきなのか考えるところから再スタートですかね。 
 ただ、今回ひとつ再認識した事は、コンスタントにアウトプットを出し続ける事の重要さで、まあ当然の事なんですが、アウトプットの間隔が空けば空くほど経験値はリセットされていきますし、見て下さる方々も段々と愛想を尽かしてしまいます。あいにく自分が手を出してしまった風景画という世界は、たった一枚を完成させるだけで凄まじい時間と根気を要するものであるため、どうしてもアウトプットのペースの維持は難しくなってしまいます。そこでどうやって工夫したり折り合いをつけたりしてアウトプットのペースとクオリティを両立していくのか、そして腕を上げていくのか(←これが最重要課題です!)、戦略を考える必要があるのかなと思ったりしています。 
 いつまでも同じことやれてたら幸せなんですけどね。年齢というやつは残酷で、残された時間はあまり長くないので…。 
 
 p.s. 委託販売の予定をちらほらと尋ねられた事を忘れていました。今回のコミケにより、新刊、既刊ともに残部数が100部程度となりまして、ちょっと中途半端です。利益もあまり期待できませんし、次のC87に持って行きたいですし、ちょっと考えどころといったところです。
 
 

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